他の国家試験と比べると・・・

社会保険労務士試験を受験しようとしている人の中には、以前に宅建や行政書士などの他の資格試験の受験経験がある人もいるかと思います。

そうした人の参考になるかもしれないので、他の試験と社会保険労務士試験の違いをあげてみましょう。

○宅地建物取引主任者試験との違い
まず、試験時間が違います。宅地建物取引主任者試験(以下、「宅建」)は120分であることに対し、社会保険労務士試験は、合計で290分になります。

また、宅建は択一式試験だけですが、社会保険労務士試験は、択一式試験に加え選択式試験もあります。択一式試験も、宅建は選択肢が4つだけですが、社会保険労務士試験の選択肢は基本的に5つで、択一肢自体も長文になる傾向があります。

次に試験問題数が違います。宅建は50問ですが、社会保険労務士試験は択一式が70問と選択式が8問です。

概して、社会保険労務士試験の方が覚えることが多いので、準備期間は宅建のときより多めにとった方がよいと思われます。

○行政書士試験との違い
行政書士試験より社会保険労務士試験の方が、試験時間が長いことがあげられます。行政書士試験は180分間、社会保険労務士試験は合計で290分間です。

行政書士試験は午後からの開始ですが、社会保険労務士試験は午前中から始まります。そうなると、昼食をどうするかを考える必要が出てきます。また試験会場が家から遠い人の場合、社会保険労務士試験の本試験日前日に宿泊した方がよいかどうかという問題も出てきます。

また、これは宅建にも言えることですが、本試験日の気候が違います。宅建と行政書士試験は過ごしやすい秋に行われますが、社会保険労務士試験は8月の猛暑下に行われることが多いため、熱中症対策や冷房の冷え過ぎ対策も考慮しなければならなくなります。

また合格基準点のシステムが異なります。行政書士試験は、「法令等で〇点以上、一般知識等で〇点以上、全体で〇点以上」という合格基準点が設定されています。しかし、「民法で〇点以上、行政法で〇点以上」という細かい合格基準点まではありません。

これに対して社会保険労務士試験では、「労働基準法及び労働安全衛生法○点以上、労災保険法○点以上・・・etc.」と、各科目ごとに合格基準点があります。この合格基準点の設定のされ方が、行政書士試験と社会保険労務士試験の一番の違いかもしれません。