独学の学習法のコツ④ 完璧を目指さない

〇効率の良い学習を
試験というものには、効率の良い合格の仕方があります。
つまり、攻略の仕方があるのです。

しかし誤解しないでください。
「ここさえ押さえれば合格!」とか「毎日20分学習するだけでOK!」といった夢のような攻略法のことを指しているのではありません。

そうした手抜き学習で合格できるほど、この試験は甘くありません。
一定量の学習は、必ず必要です。
けれどその一定量の学習にも、効率の良し悪しはあるものです。

〇合格基準を知ること
試験には、合格基準点が設定されています。
前の方のページでもお話ししましたが、社会保険労務士試験の場合、択一式試験で6~7割、選択式試験で5~6割、かつ各科目が4~5割正解できていれば、合格となります。

つまり7割正解できていればよいのであって、満点を取る必要はないのです。
ついでに言えば、択一式試験などは5肢のうち4肢がわかっていれば正答可能な問題が大半ですから、知識量としては7割未満でも大丈夫だという言い方すらできます。

〇社会保険労務士試験の特徴
さて、この試験の最大の特徴は、科目ごとに合格基準点の設定があることです。
一つでも合格基準点(概ね4割ほど)を下回る科目があれば、たとえ他の科目が全て満点でも、合格することはできません。

だからこの試験を効率よく攻略するには、全ての科目を均等に学習していく必要があります。
均等に学習するということは、各科目に同量の時間を費やせという意味ではなく、各科目の理解度を同レベルにするということです。

〇得意科目に凝らない
労働基準法が得意で、そればかり深く追及したい人もいると思います。
あるいは国民年金法が大好きで、年金科目だけをやっていたい人もいるでしょう。
しかしそうしたことは、合格して社会保険労務士になってからやればよいのであって、まずは確実に合格することを考えてください。

テキストを3回通り読むとしたら、
1回目は、全科目を5割方理解する、
2回目は、全科目を6割方理解する、といったように、得意科目を伸ばすというよりは苦手科目を補充するイメージで、徐々に均等に、全科目のレベルを上げていきましょう。

一つの科目で完璧を目指さず、全科目を着実にレベルアップしていくことが、社会保険労務士試験の学習のコツだと言えます。