社会保険労務士 受験者数・合格者数の推移

○社会保険労務士試験の受験者数の増加

平成24年度の社会保険労務士試験は、受験者51,960人、そのうち合格者は3,650人、合格率は7.02%という結果になりました。

この51,960人という受験者数は、大人気資格である行政書士試験の受験者数59,948人(平成24年度)と比べてもそれほど遜色のない数字です。


社会保険労務士試験の受験者数の推移をみると、この試験の人気が、近年非常に高まっていることがわかります。

試験年度 受験者数 合格者数 合格率
平成24年度試験 51,960人 3,650人 7.02%
平成23年度試験 53,392人 3,855人 7.22%
平成22年度試験 55,445人 4,790人 8.64%
平成21年度試験 52,983人 4,019人 7.59%
平成20年度試験 47,568人 3,574人 7.51%
平成19年度試験 45,221人 4,801人 10.62%
平成18年度試験 46,016人 3,925人 8.53%
平成17年度試験 48,120人 4,286人 8.91%
平成16年度試験 51,493人 4,850人 9.42%
平成15年度試験 51,689人 4,770人 9.23%
平成14年度試験 46,713人 4,337人 9.28%
平成13年度試験 43,301人 3,774人 8.72%
平成12年度試験 40,703人 3,483人 8.56%
平成11年度試験 35,894人 2,827人 7.88%
平成10年度試験 30,816人 2,327人 7.55%
平成1年度試験 9,918人 1,237人 12.47%
昭和44年度試験 18,611人 2,045人 10.99%


15年前の平成10年度では30,000人程だった受験者が、平成24年度では50,000人を超えています。また平成10年度に2,300人程だった合格者も、平成24年度では3,600人以上にまで増加しています。


○社会保険労務士人気の上昇

不況になると資格を取る人が増えると言われますが、ここにもそうした状況を見て取ることができます。そして近年の年金問題に伴い、社会保険労務士という仕事がクローズアップされたことも、受験者の増加の一因かもしれません。

社会保険労務士試験は、税理士・司法書士・行政書士・・・etc.といった国家試験の中でも、行政書士に次いで取り組みやすい試験であると言われています。
税理士試験や司法書士試験の場合、合格まで何年もかかることが多いのですが、社会保険労務士試験は比較的短期間でも取得できることや、試験問題もそれほど複雑ではなく独学でも合格が可能であるということなどが、「取り組みやすい」と言われる理由だと思われます。

更に、社会保険労務士という資格が持つ「独立開業もできるし会社勤務もできる」という柔軟性も、この資格の人気に寄与しているのでしょう。

終身雇用制が崩れ、会社というものに頼り切ることが困難になった現代、こうした資格を取ることによって将来を少しでも安定させようと考えるのは自然なことです。この社会保険労務士試験人気は今度も続くと思われ、受験者数はこれからも増加していくでしょう。