社会保険労務士試験の合格ラインは?

さて、社会保険労務士試験の合格率は、なぜ毎年7%台を保っているのでしょうか?それは、この試験が、相対評価方式で合否判断を行うものだからです。

社会保険労務士試験は、その年の試験問題の難易度によって合格ラインが変動します。試験問題が難しかった年度は、合格ライン(合格基準)が低く設定され、逆にやさしかった年度は、合格ラインは高く設定されることになります。そうやって、合格率や合格者数を、一定に保っているのです。

こうした方式は、「一律に○点以上だったら合格」という絶対評価方式よりも、ある意味、公平感があるような気がします。

「今年は問題が簡単だったから、あまり勉強しなかったのに合格しちゃった!ラッキー!」「今年の問題難しすぎたよな・・・去年の問題だったら受かってたのに・・・」といった“運”の要素が少ないからです。

そうは言っても、合格ラインはそれほど大きく増減するわけではありません。
社会保険労務士試験では、下表のような科目及び問題数が出題されますが、それぞれの科目で概ね60~70%正答できれば合格できると言われてます。


試験科目 選択式 択一式
労働基準法・労働安全衛生法 空欄が5つ 10題
労災保険法(労働保険徴収法を含む) 空欄が5つ 10題
雇用保険法(労働保険徴収法を含む) 空欄が5つ 10題
労務管理その他労働に関する一般常識 空欄が5つ 5題
社会保険に関する一般常識 空欄が5つ 5題
健康保険法 空欄が5つ 10題
厚生年金保険法 空欄が5つ 10題
国民年金法 空欄が5つ 10題
合計 40 70


合格ラインを気にしなくてよいほど、高い得点を取ることができれば問題ないのですが・・・でもやっぱり試験が終わったら、合格ラインは気になってしまうものですよね。

平成24年度試験では、下の①と②を両方満たした場合が合格とされました。
択一式は1題=1点、選択式は空欄1つ=1点です。
①選択式試験で、各科目3点以上、かつ総得点で26点以上
②択一式試験で、各科目4点以上、かつ総得点で46点以上


ちなみにその1年前の平成23年度試験では、
①選択式試験で、各科目3点以上(但し労働基準法及び労働安全衛生法、労災保険法、社会保険に関する一般常識、厚生年金法、国民年金法は2点)、かつ総得点で23点以上
②択一式試験で、各科目4点以上、かつ総得点で46点以上
・・・となっています。

このように、年度によって合格ライン(合格基準点)が変動します。