科目ごとの合格基準点とは?

社会保険労務士試験では、科目ごとに足切り点(合格基準点)が設定されています。
前のページの表を、もう一度見てください。


試験科目 選択式 択一式
労働基準法・労働安全衛生法 空欄が5つ 10題
労災保険法(労働保険徴収法を含む) 空欄が5つ 10題
雇用保険法(労働保険徴収法を含む) 空欄が5つ 10題
労務管理その他労働に関する一般常識 空欄が5つ 5題
社会保険に関する一般常識 空欄が5つ 5題
健康保険法 空欄が5つ 10題
厚生年金保険法 空欄が5つ 10題
国民年金法 空欄が5つ 10題
合計 40 70


平成24年度の科目ごとの合格基準点は、
選択式が、各科目3点以上、(かつ総得点で26点以上)
択一式が、各科目4点以上、(かつ総得点で46点以上)
 とされていました。
※択一式は1題=1点、選択式は空欄1つ=1点として採点します。

社会保険労務士試験は、こうした足切り点があるシステムになっているので、例えば、労災保険法の選択式試験で1点しか取れなかったら、他の科目が全て正答でも合格できないわけです。
つまり、「一科目でも不得意科目を作ってはいけない」ということです。

これが、社会保険労務士試験の攻略が困難であると言われる点です。この試験の特徴でもあります。

こうした科目ごとの足切り点がなければ、得意科目を2~3科目作っておいて、そこで高得点を取り、全体の点数を引き上げることもできるのですが、社会保険労務士試験ではそうしたことができません。

ですから、社会保険労務士試験に合格するためには、各科目をまんべんなく理解し、安定した点数を取れるように準備しておく必要があります。

よく「労働基準法はいいけど、年金の関係がちょっと苦手だ」という人がいますが、これが一番危ないパターンだと言えます。特に、試験時間の長い択一式試験などは要注意です。

厚生年金保険法や国民年金法の問題が出てくるのは、長い長い択一試験時間の終盤です。ただでさえ疲れて集中力が落ちているところに苦手科目の問題が出てくるわけですから、それはミスも出てきやすいというものです。

「年金関係がどうしても苦手だ」という人は多いようですが、そこをなんとか、どうにか、勉強して、厚生年金保険法と国民年金法を得意科目にしてしまうことが、試験合格への近道だと思われます。

また、試験終盤に得意科目が出てくると思えることは、長時間試験のストレスを緩和するためにも、良い材料だと言えるでしょう。